先日7月24日(月)に、博士研究員のJoanさんの先生であるFUSCO Giovanni先生(The ESPSCE Laboratory)を招いた特別ショートセミナが行われました。
布施先生のショートスピーチ、神谷さんによる地情研紹介の後、Fusco先生が最近行っている研究の紹介をして下さいました。テーマは、”The Multiple Fabric Assessment Approach in the Analysis of Urban Landscape”でした。
英語発表を聴くのは久方振りで内容を100%は理解出来なかったのですが、概要としては、ファサード占有率やオープンスペースの大きさ等の21の指標を使って都市(の特に道路)をモデリングし、最終的に『旧市街』『新興地』『非開発地』の3グループに大分類できる9つのクラスタに都市を区分することで、都市の各地域の特徴が明確に出来る、という事だと把握しました。空間特性だけでなく、サービスやアクセスビリティ、住民の満足度などの指標も組み入れることで、行政サービスなどの政策に活かすことも考えていらっしゃるそうです。
都市構造の把握は地情研の主要テーマの一つで、佐藤さんや鶴野君の卒論テーマでもありますが、手法にも通じるところがあり、何にせよ、説明変数の取り方とモデルの作り方が考えどころだと思いました。
お話を聴けて良かったです。
投稿者|荒木