研究室の皆様へ感謝の気持ちを込めて、片山と私は看板を制作して贈りました。前編に引き続き、制作過程をご紹介いたします。
デザイン、転写、彫りの後、文字を着色しました。吸い込まれるような黒で厳かな雰囲気を出そうと、文字を二度、アクリル絵の具で重ね塗りして黒々と染めました(写真1)。
写真1
ちなみに、裏面には片山と私の名前がこっそり入れてあります笑(写真2)。
写真2
そしてニスで塗装しました。ピカピカになるだけでなく、着色の保護や腐敗防止の意味があります。ただ、一度に厚く塗るとかえって塗装が取れやすくなるので、薄く塗ってから乾燥させる工程を繰り返して塗装を少しずつ厚くしていく必要があります。ここでは表面を4回、裏面を3回重ね塗りしました。粘性の高いニスをかまぼこ彫りの溝の間にまで塗るのが大変でしたが、それを頑張ったおかげで、文字の立体感がでました(写真3)。
写真3
最後に設置用に考え出した金具(←特許申請中ではありません)をつけて完成です看板は紙で包み、修士博士の学位授与式の日に研究室に集った際に布施先生にお渡しして、紙を破って開けてもらいました。驚かれながらも、皆さんにお喜びいただけたようでよかったです(「大学院修士課程を修了しました」の写真はその直後です)。いまは工学部1号館3階の廊下に面した教授室の扉にかけさせてもらっています(写真4)。お近くにお越しの際はぜひご覧くださいね前後編に渡ってお読みいただき、ありがとうございました。
写真1
投稿者|Ina.